社会福祉法人信愛会は、昭和56年に設立されました。母体である「しんあい保育園」は、昭和25年に中村千別牧師・静子夫妻によって創設された歴史ある保育園です。

創設以来、多くの皆様に支えられながら、70年以上にわたり小金井市において保育事業を継続してまいりました。平成31年には隣接地に「しんあいのぞみ保育園」を開園し、現在は2つの認可保育所を運営しております。地域との繋がりを大切にしながら、一時預かり保育や子育て支援事業など、地域福祉の一端を担う取り組みも行っております。

各園では、「子どもの気持ちに寄り添い、自ら育つ力を援助する」という保育理念を基盤に保育を展開しています。また、創設者・中村が掲げた「雑草のようにたくましく生きる子ども」という理想を継承し、異年齢保育、体育・音楽の専門指導、多様な行事を通じて、子どもたちの成長を支えています。近年では、非認知能力や子どもの主体性を育む視点を積極的に保育の中へ取り入れております。

日本には「三つ子の魂百までも」ということわざがありますが、乳幼児期は、身体・運動、言語・認知、社会性、生活習慣などが著しく発達する重要な時期です。私たちの掲げるクレド（信条）、「信じる、愛する、希望が育つ」はキリスト教聖書に由来する表現ですが、私たちは子ども一人一人を未来への希望としてとらえ、その可能性を信じ、その存在を愛し受け止めながら日々の保育に取り組んでおります。

創設者・中村千別牧師が描いた「雑草のようにたくましい子ども」。私たちは、保育園での生活や多様な体験を通して子どもたちの“たくましく生きる力”を育み、未来への希望へと繋げていくことをヴィジョンとして掲げています。

多くの希望を育てていくために、一日一日を大切にし、感謝の心を忘れず、今後も法人運営および各園の運営に誠心誠意努めてまいります。

社会福祉法人信愛会
理事長　橋本怜史